【注文製作・iPhone】 ムクゲ814 メッセージ
1991年8月14日、初めて日本軍「慰安婦」被害を語ったサバイバー金学順さんの勇気ある証言。その証言は、多くのことを変えました。
生前に叫んだ声が消されないように、固く握った拳から力を抜くことができるように。満開のムクゲと私たちの赤い意志が画用紙を埋めつくします。〜金学順ハルモニ、ムクゲの花に込めた思い〜
満開のムクゲの花芯をのぞいてみると、花の中にまた違う赤い花が咲いているように見えます。
まるで赤い心のように。
夜に花がしぼんでも、朝になると再び花を咲かせるムクゲは、自らの痛みを吐露する美しい勇気を振るった金学順ハルモ二を思い起こさせます。
1924年、満州で独立運動家の娘として生まれた金学順ハルモニ。
生まれて100日も経たないうちに父親が亡くなった後は平壌で育ちました。
(韓国の数え年で)17歳の時、働くために中国へ行く途中、日本軍「慰安婦」として連れて行かれました。
慰安所で苦しみの中にいた時、ある韓国人男性と出会い、その人の手引きでやっと慰安所を脱出しました。
夫になったその男性とともに中国のあちこちで商売をしながら生活し、韓国独立後に韓国に戻りましたが、解放後の韓国でも厳しい生活が続きました。
そのようななか1990年に日本政府が「慰安婦は民間業者が連れ歩いたもの」と、軍の関与を否定したことを知った金学順ハルモニは1991年8月14日、韓国で初めて自身が日本軍「慰安婦」被害者だということを証言しました。
「いつかはこの事実を明らかにしなければならないと、いつも思ってきました。テレビで日章旗を見るたびにムカムカし、挺身隊という単語を聞いただけで息が苦しくなって、この恨(ハン)をはらしたいと思ってきました。私がこのように生きている理由は、血のにじむ恨(ハン)を解くことができていないからです。私の青春を返してください」
その後水曜デモをはじめ多様な活動の先頭に立ち、自ら関連のある演劇にも出演して情熱的な人生を送りました。
8.14日本軍「慰安婦」メモリアル・デーは金学順ハルモニが最初に証言した日です。
「いつかはこの事実を明らかにしなければならないから」
美しく堂々と咲いた一輪の「ムクゲ」のように命ある限り日本政府の公式謝罪と賠償を求めて声を挙げた金学順ハルモニに深い尊敬の気持ちを捧げます。
*金学順ハルモニは、1997年12月16日に逝去されました。
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