マリーモンドのユン・ホンジョです。
昨日の謝罪文に続き、謝罪の気持ちを込めてマリーモンドの今後の方向についてご報告いたします。
昨年、私の家族と関連したMeToo案件によりマリーモンドに顧客離れが生じ、売り上げに影響がありました。当時のMeToo案件はマリーモンドと直接の関係があったものではなく、私の家族に関わる一件でありましたので、代表を務める私はマリーモンドの売り上げが下降している状況の中、会社を立て直さねばならないという大きな焦りと責任を感じていました。
マリーモンドは最初のMeTooを叫んだハルモニたちのために誕生したブランドです。そしてそのために誰よりも率先して共に声を上げてきました。しかし、私という個人によって会社に否定的な影響を与えてしまい胸が痛みました。
そこで、会社を立て直すために投資誘致を積極的に進めました。顧客離れを懸念する投資家たちに「離れた顧客は一部に過ぎない」という内容を伝える過程で、「MeToo案件で離れた顧客はマリーモンドの価値に共感しているというよりも、人に見せるために消費してきた10代後半から20代前半の顧客層であり、他者に流されない20代後半から30代前半という年齢帯の顧客層にターゲットを広げる」という誤った表現を使用しました。マリーモンドと共に信念を表現してくださったお客様は、誰かに見せつけるために消費していたわけでは決してなく、ましてや簡単に流されるようなかたちで何らかのイシューに関与し行動する方々でもありません。これは私たちの大切なお客様の真心を歪曲した誤った表現でした。
マリーモンドの理念に共感を寄せてくださり、製品を購入して私たちをご愛顧くださったすべてのお客様に心よりお詫び申し上げます。
真心を持って勤務するマリーモンドのスタッフ、連帯関係にある諸団体、そして何よりもマリーモンドをこれまで7年間にわたって育て上げ導いてくださった大切なお客様に対して、本当に申し訳なく思っています。
マリーモンドというブランドにとって最も重要な価値は真心です。
それゆえ、マリーモンドの代表は、こうした価値をしっかりと守り抜く人物でなければなりません。したがって私ユン・ホンジョは可及的速やかに業務と関連した引き継ぎ作業を終えた後に、経営の一切から退き代表職を辞任いたします。また、株式会社マリーモンドの最大株主としての立場も放棄いたします。
今後、深い議論を経た上で、マリーモンドの理念を確実に実現できる人を代表に迎える予定です。
私の突然の辞任によって重い責任を負うことになるマリーモンドのスタッフの皆様にも心よりお詫び申し上げます。私のいないマリーモンドは、これまでマリーモンドを牽引してこられた方々の力で、今後も人権のために率先して行動する姿を見せていってくださるものと信じています。
あらためて皆様に心よりお詫び申し上げます。
マリーモンド ユン・ホンジョ
(2019年8月2日付 原文https://marymond.kr/service/notice?seq=251302)
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