RELIGHT

セキチク 宋神道さん

負けずに堂々と

​宋神道さん

昔の絵の中にしばしば登場し、長い間、私たちの近くにいたセキチクは、1年中負けずに花を咲かせます。

固いものを柔らかくしてしまうセキチクの種と、岩にも花を咲かせる姿は、

負けない強い気持ちを持ち続けた宋神道さんを思い出させます。

騙されて中国の慰安所に連れて行かれ、7年の慰安所生活の後、日本の軍人に連れられて日本に渡って来た宋神道さん。

「慰安婦」にされたことは誰にも言えず、宮城県の漁村でひっそりと戦後を生きてきました。

「人の心の一寸先は闇だから。オレは絶対、人を信じない」

1992年、宋さんの情報が寄せられて、「慰安婦」問題の解決を願う人々と宋さんは出会いました。

しかし出会った当初、宋さんは支援者をも信じようとしませんでした。

「騙されるだけ騙されてきたから、オレは絶対、人を信じない」

そんな宋さんが、日本政府を相手に訴訟をたたかう過程で変わっていきました。

日本全国をまわって、自らの痛みを打ち明け、それを受け止めてくれる人が大勢いることを知る過程で傷が癒されていきました。

信じてくれる人がいることを確認する過程は、信じてもいい人がいることを宋さんに知らせる過程になったのです。

そして「二度と戦争はしないこと!」という平和のメッセージを発する平和運動家になっていきました。

1993年に提訴した裁判は、ちょうど10年後の2003年に敗訴が確定しました。その時、宋さんはこう言いました。

「裁判に負けても、オレの心は負けてないから」

宋さんが勝ち取った人間としての勝利を見事に言い表していました。

決して負けない堂々としたその姿は、多くの人々を力づけました。

花の中に丸い模様があるセキチクの葉は、幾重にも分かれて周辺へと向かっています。

支援の人々や、応援してくれる日本の市民と共に、10年間の裁判をたたかい抜いた宋さん、裁判に負けても心は

負けていないと言った宋さん、そんな宋神道さんを尊敬します。

宋神道さん

1922年11月24日、朝鮮の忠清南道論山で生まれた宋神道さんは、1938年、中国武昌の慰安所に連れて行かれ、7年間、中国中部地域を転々としました。戦争が終わって日本に渡ってきた宋さんは、1993年4月5日、日本政府に謝罪を求めて提訴しましたが、2003年3月、敗訴が確定しました。2011年、東日本大震災の際、津波に自宅を流されましたが、近所の人々の助けで難を逃れ、「在日の慰安婦裁判を支える会」に迎えられて東京に移住。2017年12月16日、東京で永眠しました。

MARYMOND

花ハルモニ

「花ハルモニ」は、日本軍「慰安婦」被害者であるハルモニたちに、一人一人の特徴に合った花をマッチングさせることで、ハルモニの尊さを浮かび上がらせる、マリーモンドのヒューマン・ブランディング・プロジェクトです。

(※「ハルモニ」は韓国語で「おばあさん」の意。韓国では日本軍「慰安婦」被害者に尊敬と親しみの意を込めて「ハルモニ」という敬称を付けて呼びます)

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